木造住宅の耐震化 工期、費用を半減できる新工法を研究

有料記事

古庄暢
[PR]

東海の防災を考える

 築40年ほどの木造住宅。大地震に備えて耐震改修が必要だが、費用も時間もかかって踏み出せない――。

 そんな悩みに応えようと、名古屋工業大学の井戸田秀樹教授は、工期を大幅に縮め、費用も従来の半分程度でできる木造住宅の耐震改修工法を研究してきた。

 従来の工法では、天井や床を解体し、建物の梁(はり)や柱全体をむき出しにしてから補強用の構造用合板や金具を取り付けていた。多くの手間がかかるため、費用は数百万円、工期に半年近く取られることもあった。

 安価な新工法では、天井や床…

この記事は有料記事です。残り653文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら