女子ラグビーをメジャーに 支援する三重の部品メーカー

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広部憲太郎
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 三重県の自動車部品メーカー、住友電装が女子ラグビーを支援している。狙いは認知度の向上と地元への恩返しだ。

 4月中旬、三重県四日市市の住友電装本社でデスクワークをする女子ラグビー選手の姿があった。

 選手たちの所属は2016年に誕生した同市のクラブチーム「三重パールズ」。パールズは18年から7人制の国内最高峰シリーズ「太陽生命女子セブンズ」にフル参戦し、総合2位に輝いた。選手のうち7人はメインスポンサーの住友電装の正社員だ。早朝にトレーニングをして出勤。午後に退社し、夕方から練習に集中する。

 斉藤聖奈選手(26)は同社広報として問い合わせ対応などを担当する。「仕事とラグビーが両立できる環境に感謝している」。同じく広報の末結希選手(25)は社内報を手がけ、パールズの試合内容をまとめることも。「興味を持ってもらうため、専門用語を使わないなど工夫しています」と笑う。

 自動車部品のワイヤハーネス製造で世界的シェアを誇るグローバル企業が、なぜ新興スポーツの女子ラグビーに力を入れるのか。

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