宮城)仙台の副都心に残る太古 遺跡が語る2万年前の夜

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山田雄介
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 南の副都心として発展著しい仙台市太白区の長町駅周辺。多くの人が行き交い、暮らす町の下に貴重な遺跡が数多く眠っている。

 マンションの谷間に広がる針葉樹の木々を抜けて、「地底の森ミュージアム」を訪ねた。この一帯から見つかった富沢遺跡を保存展示している。旧石器時代のたき火と森林の跡を同時に見ることができるのは、世界でもここだけだ。

 遺跡が見つかったきっかけは地下鉄の開通。人口が増え、新たな小学校をつくるためだった。1988年の調査で近世~縄文時代の水田跡が見つかり、さらにその下から世界的にも貴重な発見があった。

 どうして木が2万年もの時を…

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