患者を生きる・食べる「がんと口内炎」(5:情報編)
がんの薬物治療には副作用がつきものだ。とくに、「細胞障害性」と呼ばれるタイプの抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃する。新陳代謝が活発で、細菌の数も多い口の中や腸などでは、副作用が起きやすい。
静岡県立静岡がんセンター・歯科口腔(こうくう)外科部長の百合草(ゆりくさ)健圭志(たかし)さん(42)によると、がん治療に伴う口の中の副作用は、約40%の人に起こるとされる。口内炎などの粘膜炎、唾液(だえき)腺細胞のダメージで唾液の量が減るために起きる乾燥が多いという。
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副作用による口内炎は、ビタ…
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