豊胸手術でジェル剤「使うべきでない」 学会などが声明

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編集委員・田村建二
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 美容目的の豊胸でジェル状の充塡(じゅうてん)剤を使った女性にしこりや感染などの健康被害が相次いでいることを受け、美容医療に関わる団体が25日、「非吸収性充塡剤」と呼ばれる素材を豊胸目的に使うべきではないとする共同声明を発表した。

 声明を出したのは、形成外科医らでつくる日本美容外科学会(JSAPS)、日本形成外科学会、美容クリニックの医師らが所属する日本美容外科学会(JSAS)など4団体。

 充塡剤による豊胸は国内では1940年代後半から始まったとされる。水などと違って体に吸収されにくい化学物質を管状の器具で乳房に注入する。かつてはジェル状のシリコーン、最近ではポリアクリルアミドなどが使われている。

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