忍びの里にニンジャ集まれ 人ではなくバイクです 伊賀

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中田和宏
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 忍びの里・伊賀にNinja大集合――。みどりの日の5月4日に、川崎重工業(カワサキ)のオートバイ「Ninja」が一堂に会する催し「忍者の里でNinja祭り」が三重県伊賀市阿保で開かれる。同一ブランドのバイク愛好家が集まり、“忍者”らしく情報交換や交流を楽しむ。

 同一ブランドのバイクの催しでは、鳥取県の若桜(わかさ)鉄道の無人駅・隼(はやぶさ)駅にスズキの大型バイク「隼」を愛好するライダーが毎年8月に集結している。

 「隼の祭りがあるなら、伊賀にNinjaの祭りがあってもいい」と考えたのは、奈良県宇陀市の自動車教習所指導員、岸本朋久さん(55)。当初は青山高原を会場にと三重県と交渉したが、安全面などから断念。そこへ伊賀市青山支所から、駐車場を会場として提供してもいいと声がかかった。カワサキのイメージカラーに合わせ「みどりの日」に昨年初めて企画すると、情報がツイッターなどSNSで拡散し、全国から約500台が集まった。

 岸本さんも約10年前から「Ninja ZX―10」を愛用。バイク免許を取得した若者が「こわくて乗るのをやめた」と言うのを聞き、技能向上のための無料講習会を開いたり、コミュニティーFM局でバイク番組を担当したりして「楽しく安全なバイクライフ」を広めてきた。

 「バイクは危険を伴うが、四季の風を味わえ、乗りこなせば人生観を変える魅力が楽しめる」と岸本さん。バイク芸人で知られるお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんがSNSで催しを知り、ヘルメットに装着する無線機10個を贈ってきたという。

 祭りは午前9時から午後2時まで。正午までにアンケートと森林保全募金に協力すると抽選券を配られ、徳井さんの無線機のほか、岸本さんが開拓したスポンサー約20社からのバイク部品やライダー用かばんなどの抽選会に参加できる。

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