訪日客はリゾマンを救うのか 民泊に転換 共存を模索

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松浦新
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負動産時代

 リゾートマンション(リゾマン)を取り巻く環境は、平成の初めと終わりで大きく変わった。最初のバブル期はリゾマンが続々と建ち、どんどん売れた。しかしバブルがはじけ、「低成長が当たり前」になった平成時代を通じてリゾマン人気が盛り返すことはなかった。物件と所有者はともに老い、所有者不明化、管理費滞納、管理不全といった負の連鎖が所有者や管理組合を苦しめている。

 そんな負の連鎖を断ち、リゾマンの「救世主」になるかもしれないプレーヤーが登場してきた。訪日外国人たちだ。

民泊向けにリフォーム

 新潟県湯沢町の岩原スキー場に近いリゾートマンション群の中のひとつ「エンゼルリゾート湯沢」。中に入ると、受付のカウンターが二つある。入り口に近い方はマンションオーナーのため、奥にあるのは民泊用だ。

 このリゾマンでの民泊は、民…

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