「東京の人になりたかった」ポルノ、故郷・因島愛を語る

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聞き手・原田悠自
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 広島県尾道市にある因島(いんのしま)出身で、人気バンド「ポルノグラフィティ」のボーカル・岡野昭仁(あきひと)さん(44)と、ギター・新藤晴一(はるいち)さん(44)が朝日新聞の単独インタビューに応じました。昨年7月の西日本豪雨で被災した故郷への思いや、災害後の葛藤を語ってくれました。

 ――尾道市での凱旋(がいせん)ライブの2カ月前に、豪雨災害が発生しました。

 新藤さん 本当に甚大な被害で、ライブ自体を開催していいのか議論になりました。「音楽の力」みたいな議論って、ある程度復旧のめどが立った後にあるじゃないですか。今回は、災害から2カ月後で「そんな浮かれたイベントをやっていいのか」と。

 でも、話し合いの中で、この時期に広島でライブをすること自体が、広島出身の自分たちにとっての運命や使命なんじゃないかという言葉が出てきて。「やるしかない」という思いになりました。

 ――ライブ当日まで、どのような思いで過ごされてきましたか。

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 岡野さん 当初は「自分に何…

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