「自分に満足、全うしたよ」 病床で語った小出義雄さん
堀川貴弘
女子マラソン五輪メダリストの有森裕子や高橋尚子を育てた名指導者、小出義雄さんが24日、死去した。
今月1日、小出さんが私のかけた携帯電話に出てくれた。関係者から指導の一線を退くと聞いたので、確認の電話だった。少しろれつが回っていなかったが言葉は強かった。「人間はねえ、けじめをつけないと。今月15日に80歳になる。体力も衰えた。若い時のように、フットワーク軽く、とはいかなくなった」。後にご家族に聞いたところ、千葉県浦安市内の病院に入院中だった。
これまでの指導人生を振り返…
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