改元記念の大判小判、名古屋で驚きの売れ行き

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斉藤明美
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 名古屋の百貨店で、代替わりにちなんだ純金の大判小判などの高額商品が売れている。平成生まれや令和に生まれる子や孫への贈り物として買う親や祖父母が多いようだ。

 「ここまで反響があるなんて。私どもが提案する前に、お客様から近づいて来られる」。松坂屋名古屋店(名古屋市中区)の担当者は驚く。2017年秋から「平成」の文字をあしらった純金の大判(100グラム、税込み100万円)と小判(30グラム、30万円)を販売。30年前に小渕恵三官房長官(当時)が掲げた墨書「平成」を忠実に再現するため、国立公文書館から商品化の許可を得て複写データを提供してもらった。売れ行きが良く、昨秋からは大丸松坂屋百貨店の全店でも扱うようにした。これまで計1千枚以上、4億5千万円が売れたが、そのうち3億円超を名古屋店が占める。

 裏面に刻印できるため、子や孫の名前、生年月日を入れる客が多い。「感謝」の2文字を刻印する人も目立つ。「お客様には思い出を刻み、後世に残したい気持ちがあるのだろう」と担当者は話す。4月末まで受け付ける。

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 「こんなに予約が入るとは」…

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