世界遺産登録や選挙「時間ない」 トップ辞職で堺市混乱

有料記事

加戸靖史
[PR]

 大阪府堺市の竹山修身(おさみ)市長が政治資金問題で30日付の辞職を表明し、市が対応に追われている。市長選は6月9日投開票に決定。だが10連休をはさみ、時間は少ない。百舌鳥(もず)・古市古墳群世界遺産登録や市制130年の記念行事も控え、担当部署は大わらわだ。

 市選挙管理委員会は23日午前に会議を開き、市長選を5月26日告示、6月9日投開票と決めた。

 「時間がない」。担当者は嘆く。知事・府議・市議選のトリプル選が今月7日に終わったばかり。市長選に向け、5月13日の立候補予定者説明会の開催など準備作業は目白押しだ。しかも4月27日~5月6日の10連休がはさまる。「ポスター掲示場を制作する工場も休みで、間に合うか心配」

 市長選の経費は2億8千万円程度となる見込み。今夏は参院選もあり、その経費や準備作業も必要だ。

 「イコモス(国際記念物遺跡会議)勧告が出た時の市長コメントはやめる」。堺市世界文化遺産推進室は23日の会議で確認した。

 百舌鳥・古市古墳群の世界遺…

この記事は有料記事です。残り351文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら