仏ルノー、日産に経営統合を提案 態度を一変、緊張再び

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 仏ルノーが今月、日産自動車経営統合を提案したことが22日、わかった。複数の関係者によると、ルノーのジャンドミニク・スナール会長の意向として、日産の西川(さいかわ)広人社長兼CEO(最高経営責任者)に伝えられたという。日産との提携関係の強化に向けて友好的な姿勢をとってきたルノーが態度を一変させた形で、両社の緊張が再び高まるのは必至だ。

 3社連合を組む日産とルノー、三菱自動車は先月12日、3社の会長を兼ねていたカルロス・ゴーン容疑者に権限が集中していた統治を改め、3社連合を統括する新組織「アライアンス・オペレーティング・ボード」を設立して3社の首脳による合議制の運営に移行すると発表したばかり。スナール氏は同日の記者会見で、日産との経営統合を含めた資本関係の見直しについて「今日のポイントではない」と述べ、西川氏も当面は資本関係の見直しを議題に挙げないことを確認したと説明していた。

 関係者によると、今月12日…

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