やまぬ銃乱射、消えぬ痛み コロンバイン高事件20年

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リトルトン=藤原学思
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 米コロラド州リトルトンのコロンバイン高校の銃乱射事件から20年を迎えた20日、現地で追悼式が開かれた。遺族は癒えない悲しみを語り、住民は銃による事件がやまない現状を嘆いた。

 「痛みから逃れることはできない。毎日、毎分、毎秒、痛みと向き合い続けなければならないのです」。20日午後、コロンバイン高校近くの広場で開かれた追悼式。事件で次女ローレンさん(当時18)を奪われたドーン・アナさんが、約1千人の参加者を前に語った。

 事件では同校生徒2人が4丁の銃を乱射し、13人を殺害した後、自殺した。教育現場で起きた銃乱射事件に米国社会は衝撃を受けた。しかし事件後も、米国では銃乱射事件に歯止めをかけることはできず、学校での発生も止まらない。2012年にはコネティカット州の小学校で児童ら26人が犠牲になり、昨年はフロリダ州の高校で17人が命を奪われた。

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