岩手)盛岡の復興住宅に見守りや交流の支援拠点を新設へ

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渡辺朔
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 岩手県が整備中の災害公営住宅(復興住宅)で完成が最後となる予定の盛岡市の「南青山アパート(仮称)」に入居を希望する被災者と県担当者らによる意見交換会が20日、市内で開かれた。県は高齢入居者の見守りや新たなコミュニティーづくりを後押しする支援拠点を、県営復興住宅内に初めて開設する方針を明らかにした。

 意見交換会は3回目で、「もりおか復興支援センター」が主催。入居希望の99世帯のうち29世帯37人が参加した。

 復興住宅では高齢世帯の割合が高く、孤立死が問題化。県は、これまでの意見交換会などで出た要望をもとに、同アパートの入居辞退者の1室を「支援センター(仮称)」にして、高齢者の見守りや内外の住民交流の促進などを担うスタッフを配置する計画だ。県建築住宅課の小野寺哲志(さとし)・住宅計画課長は「今後も意見交換会を開き、要望を生かす。孤立のない、安心して暮らせるコミュニティー作りを目指したい」と話す。

 集会所の活用方法では多様な…

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