辺野古移設ノーの民意、三たび 政府の強硬姿勢に反発

有料記事2019統一地方選挙

山下龍一
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 衆院沖縄3区補選は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を前面に掲げた無所属新顔の屋良朝博氏が勝利した。玉城デニー氏が大勝した昨年9月の県知事選、今年2月の県民投票に続き、安倍政権が進める辺野古移設に「ノー」を突きつけた形だ。

 知事選では玉城氏が過去最多得票で当選したが、1カ月後に安倍政権は埋め立て承認撤回の効力を停止し、昨年12月には辺野古沿岸部に土砂を投入し始めた。埋め立ての是非を問う県民投票では反対票が投票者の7割を超えたが、工事は止まらず、新たな区域への土砂投入も進む。

 こうした政府の姿勢に対する沖縄県民の反発が根強いことも、今回の補選の結果からはうかがえる。

 一方、米軍キャンプ・シュワ…

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