神奈川)「忍務」遂行! 小田原城に忍者体験館オープン

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村野英一
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 戦国時代の忍術を体験する「小田原城NINJA館」が20日、神奈川県小田原市の小田原城二の丸でオープンした。北条氏に仕えたとされる忍者をモデルに、入場者は壁を乗り越え、池を歩いて、忍び足で「機密情報」に迫る。家族連れや外国人に楽しんでもらい、市は小田原城で新たな客層の獲得をめざす。

 入場直後、「小田原北条氏は陰で支えた忍び・風魔(ふうま、忍者)の能力を利用し、戦った」と映像で紹介。豊臣秀吉の大軍が小田原を包囲すると、「豊臣の陣地に忍び込み、情報を城へ届けよ」と入場者に「忍務」を与える。

 入場者は「忍術体験ゾーン」で、壁をするすると上る侵入術や、池に浮かぶ「蓮(はす)の葉」の上を歩いて渡る水術に挑む。からくり屋敷では、うぐいす張りの廊下を忍び足で歩く。音を立てると「くせ者!」と声が飛び、窮地に陥る。「実戦ゾーン」ではスクリーンの敵に、腕を懸命に振り下ろして「手裏剣」を投げ、戦の勝敗を競う。

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