陛下がひそかに呼んだ担当者 心にとめた四日市の公害

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三浦惇平 村井隼人

 伊勢神宮で退位に向けた儀式に臨むため、三重県を17~19日に訪れる天皇陛下は46年前、同県四日市市にあった県の大気汚染研究施設を視察した。四大公害病の一つ「四日市ぜんそく」が広がっていた頃で、後日に三重を再訪した際、応対した担当者をひそかに招いて話を聞くなど、公害の状況に関心を寄せていた。

 皇太子時代の1973年夏、両陛下は全国高校総体出席のため、4泊5日の日程で三重県を訪れた。最終日に視察したのが三重県公害センター(現・県保健環境研究所)だった。

 ぜんそく患者らがコンビナー…

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