マンモス、絶滅サイが復活?クローン、ゲノム編集も活用

有料記事

田中誠士
[PR]

 すでに絶滅し、地球上から姿を消してしまった動物をよみがえらせる――。そんな研究が、国内外で進められている。クローン技術のほか、ゲノム編集技術やiPS細胞の活用など、その手法は近年、多様化している。

クローン、ゲノム編集、iPSを活用

 「状態の良いケナガマンモスの死骸が見つかった」。入谷明・近畿大名誉教授のもとに2011年、一通のメールが届いた。ロシア北東部・サハ共和国の研究者からだった。

 長い体毛に覆われたマンモスの死骸は長年、永久凍土に閉じ込められていた。

 厚い皮下脂肪の下にはピンク色の肉があった。「肉片からは、鼻をつく臭いがした」と入谷さん。放射性炭素を使って年代を測定したところ、約2万8千年前のものとわかった。

 マンモスの細胞核を取り出し…

この記事は有料記事です。残り1753文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら