熊本)シンガポールで研究発表へ 天草高科学部の2人

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大矢雅弘
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 熊本県立天草高校(天草市)の科学部海水準斑に所属する3年生2人が、シンガポールで7月に開かれる中高生の国際科学交流大会「グローバル・リンク・シンガポール」に参加する。50年後の海面の高さを予測して国内で評価された研究を英語で発表し、アジア各国の生徒と交流する予定だ。

 参加するのは、古田詩乃さん(17)と山下鮎人さん(17)。研究テーマは「50年後の熊本は…。~珪藻(けいそう)・花粉分析からの海水準変動予測~」だ。

 天草高校は文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、先進的な科学教育に取り組んでいる。2人は科学部顧問の宮崎一教諭(40)の指導を受けて一昨年6月から研究に着手。上天草市で採取された地盤掘削の土壌で試料をつくり、気温や降水量など気候変動を推測できる花粉と、海水準を示す珪藻を分析した。その結果、2・1度~0・73度の気温上昇が予測される50年後の海面の高さが現在より34・7センチ~12・2センチ上昇すると予測した。

 3月下旬、茨城県つくば市で…

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