岐阜)女性市議、子育ての壁 多様な視点、どう増やす

有料記事2019統一地方選挙

松浦祥子
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 地方議会は今、なり手不足だ。議員の高齢化が進む一方で世代交代は進まず、無投票選挙が増えている。少子高齢化や人口減少地域活性化といった地方の抱える課題の解決には、若い世代など多様な視点が不可欠だが、その担い手が不足している。

 「山県には、子どもを産める病院がなくなってしまったんです」

 山県市議の寺町祥江(さちえ)さん(36)は、今、地域の子育て支援策の充実に取り組んでいる。市は「子育て支援 日本一を目指して」をスローガンに、若い世代の移住促進を掲げるが、1人の女性が一生の間に産むと見込まれる子どもの数を表す合計特殊出生率は1・28と県内最下位だ。

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 数年前、市内で唯一、出産が…

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