「翔んで埼玉」でブーム? 全国で「自虐」がはやる理由

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笠原真
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 ダサイタマにクサイタマ。埼玉をおとしめる言葉が繰り返される映画「翔(と)んで埼玉」が人気だ。怒り心頭かと思いきや、県民は、まんざらでもない様子。その真意は。

 「翔んで埼玉」は、埼玉をはじめ東京周辺の県が都民から「迫害」を受けている設定のコメディー。1980年代に発表された漫画が原作で最近になってSNSなどで注目を集め、二階堂ふみさんとGACKTさんの主演で映画化された。16日までに興収約33億円。約260万人を動員した。

 「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」などのセリフもあるが、先月中旬までの集計では動員の約25%は県内。さいたま市の50代女性は「埼玉の特徴を捉えていて面白かった。こういう取り上げられ方も悪くない」。

 埼玉県観光課の矢内孝司主幹も「逆説的だが、埼玉への関心を高める大チャンス」と好意的だ。矢内さんは「作品を機に多くの方が足を運んでくれれば」と「自虐広告」としての効果に期待する。

 「自虐広告」でいち早く注目…

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