無効票、3割超の選挙も なぜ投じるの?投票結果を分析

有料記事2019統一地方選挙

島脇健史 尾崎希海
[PR]

 選挙で投票しても1票に数えられない「無効票」。過去には橋下徹大阪市長(当時)の出直し市長選で、6万票を超える無効票が投じられたこともあった。統一地方選後半戦の投票日を前に、朝日新聞社が過去4年間の全国の地方選挙を分析すると、無効票の割合は平均約2%で、30%を超えた選挙もあった。

 総務省によると、候補者の名前以外を書いたものや、何も書かない白票などは無効票となる。投票総数に占める無効票の割合は、2015年の統一地方選挙で、市長選が2・41%、町村長選が1・27%だった。

 14年にあった大阪市の出直し市長選では、任期途中で辞職した橋下氏以外に有力な候補者が出ず、投票率は過去最低の23・59%、無効票は6万7506票で13・53%にのぼった。

 総務省では統一選以外の無効票の統計がないため、朝日新聞のデータをもとに直近4年間(15~18年)の5207の地方選挙(沖縄県の一部除く)について、投票総数から有効票を差し引いたもの(持ち帰りや不受理を含む)を「無効票」として分析した。

 その結果、「無効票」は平均…

この記事は有料記事です。残り806文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら