一見姿勢よく見えても…ご注意 猫背・反り腰をチェック
戸田政考
姿勢がいい人は、いくつになってもかっこよく見える。歩き方や立ち方ひとつをとっても、自信がありそうな雰囲気になる。見た目の問題だけでなく、姿勢が悪いと肩こりや腰痛といった体の不調にもつながる。そもそも「正しい姿勢」とは、どのようなものなのだろうか。
自分の姿勢を簡単にチェックできる方法を教えてもらおうと、神奈川県や東京都でヨガ講師をしている森脇じゅんさんを訪ねた。体の余計な力を抜き、壁を背にしてまっすぐ立つ。つま先を正面に向け、両足はそろえた状態で背中は壁にくっつける。あごをひき、後頭部もつける。
「このとき、背中側の腰の少し上のスペースに手のひら1枚分入ればいい姿勢ですね」と森脇さん。手が入らなかったり、スペースがなかったりする人は「猫背」だと指摘する。逆に、スペースがあきすぎている人は「反り腰」だ。猫背の人は、重心がかかと側にいきがち▽あごを前に突き出す▽太ももの裏側が張りやすい。一方、反り腰の人は、重心がつま先側にいきがち▽胸を前に張り出す▽太ももの前や横が張りやすい、などの特徴がある。
姿勢が乱れる要因は、普段の…
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- 戸田政考(とだ・まさとし)朝日新聞記者
- 科学医療部記者。再生医療やゲノム編集などの基礎医学に面白さを感じ、現在は医療全般を取材。気候変動問題もライフワーク。フットサル年50回が目標。テンションとコレステロールは高め。