沖縄)宮古島で賃貸バブル ワンルーム10万円も

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沖縄タイムス
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 宮古島市でアパートやマンション不足が深刻化している。陸上自衛隊駐屯地や学校などの大型公共工事、観光客急増に対応する宿泊施設の建設ラッシュで、島外から多くの作業員が滞在。ホテルや飲食店なども島外から従業員を集めており、住宅不足に拍車が掛かる。アパートの入居率は「ほぼ100%」(地元不動産業者)といい、家賃も那覇の市街地を上回る勢いで上昇している。下地島空港開業に加え来年度はクルーズ船バースも完成し、業者は「需給がいつ一致するのか見通せない」と話す。(政経部・仲田佳史)

 宮古島市や那覇市の物件を扱う「たけちゃんほーむ」(武島多加雄代表)によると、ワンルーム(25~30平方メートル)の賃料は那覇新都心で5万5千~6万円程度だが、宮古島市では8万~10万円にまで高騰している物件もあるという。間取りを小さくし、室数を増やしている新築物件もある。

 武島代表は「島全体の社会問題で明らかに異常事態。2~3年後には需給が一致するかと見ていたが、いつ家賃が落ち着くのか予測もつかない状態だ」と話す。

 宮古島市は2015年1月の…

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