文・写真 竹園隆浩
拡大する 自宅にあるイチローグッズに囲まれる村本健二さん
自称「世界一のイチローコレクター」の村本健二さん(67)。日米のプロ野球界に偉大な足跡をのこした選手への「片想(おも)い」は、本を書き、自費出版するまでに燃え上がった。彼を追い続けるきっかけは、米マイアミの球場でのある出来事だった。
「目が合った。会釈してくれたと思う」。3月、東京ドームでの大リーグ・マリナーズとアスレチックスの開幕第2戦。現役最後の彼が守備から退く際、ベンチ上の客席にいた。いつものように「イチローコール」を繰り返して。
「恋心」が燃え上がるのは20…