岡山)白血病診断に必須の骨随検査、コルクで練習

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中村通子
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 岡山大病院と地元のコルク栓メーカーが、骨髄検査のリアルな手応えを再現した簡便安価な練習機器を共同開発し、4月に発売した。骨を針で貫き調べる骨髄検査は、白血病など血液の重大な病気の診断に欠かせないが、「初心者」が事前に練習する機会はほとんどない。開発チームは「若い医師や医学生に思う存分練習してもらい、安全安心な医療提供につなげてほしい」と話す。

 血液の病気には、血液がんや難病の再生不良性貧血などがある。病名を突き止めるには、血液を作る骨髄を調べる必要がある。

 検査では、腰の骨に直径約3ミリの針を刺し、中にある骨髄の液や組織を取り出す。比較的難易度の高い手技のため、医学生の実習では見学が中心で、針を刺す練習をする場合は、リンゴやかまぼこ板など人骨とほど遠い素材を使う。そして研修医になると、先輩医師の監修を受けながら、患者に針を刺すことになる。

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 岡山大病院血液・腫瘍(しゅ…

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