(河田防災塾)「危ない」丁寧な説明必要

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土砂災害:中級編

 昨年は全国で3459件の土砂災害が発生した。国土交通省によると1982年の集計開始以来、最多で、それまでの平均発生数の3・4倍を記録した。最も多かった広島県では1243件。次が愛媛県の419件だった。

 土砂災害後の写真をみると、この地域は危険だとわかる。しかし住民は「前になかったし、大丈夫」と思っていた。災害は起こらないと思っている人にハザードマップを配って「危ない」と言っても、他人ごとだと思われてしまう。住民の認識が不十分だと行政の防災努力がかみあわない。行政は丁寧に説明していく必要がある。

 大雨が降れば、土砂災害はどこでも起こりうる。

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 地球温暖化の影響で、激しい…

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