妊娠の15%で起きる流産、「ストレスが原因」根拠なし

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福地慶太郎
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 長期のストレスが原因で流産が起こると誤解している人が75%にのぼることが、名古屋市立大のチームによる男女約1200人への意識調査でわかった。1回の妊娠で流産する確率を実際より低く考えている人も6割を超えた。こうした誤解から、流産した女性が自分を責める恐れがあるとして、チームは正しい情報を知ってもらうことが必要だと指摘している。

 チームは昨年、愛知県内に住む18~69歳の男女5千人に流産の要因や起こる確率などについての質問票を郵送。1219人(24%)から有効回答を得た。

 流産の原因にあてはまると思うか、12の要因を挙げて尋ねると、あてはまると回答した人の割合は「長期にわたるストレス」で75%、「ストレスフルな出来事」65%、「重いものを持つ」49%だった。ただ、この三つはいずれも誤りで、流産の原因になるという科学的根拠がない。

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 正しい答えは「胎児の染色体

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