(京都旅レシピ)元号にちなんで春の旅

有料記事

京都観光おもてなし大使・塩原直美

 桜の開花とともに新しい時代の元号「令和」が発表されました。日本の古典「万葉集」からの出典とのこと。日本国史を学ぶ者としてはうれしいですね。

 今回の生前退位、天皇がお代わりになられる時代の節目を迎え、天皇がより身近に感じられた方も多いことでしょう。

 京都を巡っていると、知らず知らずの間に天皇とゆかりの深い社寺仏閣を訪ねていることに気付きます。

 今回は祝・新元号「令和」にちなんで、天皇ゆかりのお寺の春の見どころ、桜スポットをお届けします。

 菅原道真太宰府に今でいう左遷をされた歴史は有名ですね。冤罪(えんざい)で都を追われ、苦悩の末、お亡くなりになり、その後、怨霊となってこの世に災いをもたらした……などと伝えられています。

 その道真の手腕をかって重用した平安時代の天皇が第59代・宇多天皇です。

 宇多天皇は世界遺産の一つである「仁和寺」の最初の門主となった天皇です。

 天皇が出家して寺のトップになるという事態が初、当時、周囲の人々は驚いたことと推測できます。

 仁和寺は近隣の金閣寺や龍安寺とともに訪れる観光客も多く、三つとも世界遺産です。

ここから続き

 そして仁和寺には「御室桜」…

この記事は有料記事です。残り2212文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら