#ニュース4U:#オリなぜ【下】
「応援している野球チームが20年以上、優勝しなくて困っています。どうしたらいいですか」。読者の困りごとや疑問を募って取材をする朝日新聞「#ニュース4U」取材班にオリックスファンからツイッターでメッセージが寄せられた。
オリックスは1995年にリーグ優勝、96年に日本一になった後、優勝していない。プロ野球の12球団では最長だ。
前回記事では、過去の近鉄とのチーム統合の影響など組織としてのありように焦点を当てた。今回は、朝日新聞スポーツ部オリックス担当の大坂尚子記者が、春季キャンプやオープン戦の様子などからチームの現状を考えてみた。
チーム若返り、元気になる?(ベテラン去り、若手続々)
今季、オリックスは一気に若返る。先発に転向する3年目の山本由伸(20)らがその象徴だ。侍ジャパン日本代表にも初選出され、3月10日のメキシコとの試合では150キロ台の直球を生かして2回無失点に抑えた。
他にも、大学日本代表で4番を務めたドラフト2位の新人、頓宮(とんぐう)裕真(亜大=22)や、高知・明徳義塾高2年の時の夏の甲子園で満塁弾を放ったこともある2年目の西浦颯大(はやと)(19)らが楽しみだ。
#オリなぜ【下】は担当記者が直撃
優勝から遠ざかるオリックスと対照的に、パ・リーグ「Aクラス常連」になったソフトバンクとは何が違うのか。選手育成を担った小林至・江戸川大教授に「常勝チームの育て方」を取材。今季からオリックスの指揮を執る西村徳文監督にも直撃しました。
4年連続のBクラスとなる4位で昨季を終えた後、先発投手陣を担った金子弌大(ちひろ)(35)が日本ハムへ、西勇輝(28)が阪神へそれぞれ移籍。主軸を打った小谷野(こやの)栄一(38)は現役を引退し、中島裕之(36)も巨人へと移っている。
キャンプ初日「あれ?」(昨季リーグVの西武と比べて…)
一気に若手が中心となったことで、さぞ元気なチームになったのではないか。そう期待して春のキャンプ地・宮崎へと乗り込んだ。
「あれ?」
2月1日のキャンプ初日に感…
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