警官守る+20センチ 襲撃続く交番の安全対策

有料記事

竹井周平
[PR]

 富山や仙台で昨年、交番で勤務中の警察官が襲撃される事件があった。愛知県内でも、交番に不審者が侵入する事件が相次いでいることから、県警は今年度から、交番に背の高い応接カウンターの設置を増やす。一方、地域のよりどころでもある交番が、市民から遠い存在にならないような配慮が求められている。

 導入を進めるのは、来客応接用のハイカウンター。県警によると、高さが90~95センチあり、以前のものより約20センチ高い。交番の玄関から入ると正面になるように配置し、侵入しにくいことをアピールする。万が一、カウンターを乗り越えようとしても障壁となり、警察官が安全を確保しやすい利点もあるという。

 昨年8月に名古屋駅交番(名古屋市中村区)であった襲撃事件では、ハイカウンターの利点が生かされた。交番に刃物を持った男が侵入し、警察官が距離を取りながら警告を続け、男が刃物を置いたところで取り押さえた。

 県警はこれまでも、交番の建…

この記事は有料記事です。残り1076文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら