鼻血、高血圧、腰痛…「何でも診る」総合診療医に新制度

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後藤一也
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 昨年度から、初期研修を終えた医師が専門性を身につけるための専門医制度が新しくなった。内科や外科の専門医などと並んで「総合診療専門医」が加わった。いわゆる「総合診療医」とはどんな医師で、どんな場面で患者が利用するのだろうか。

 津市中心部から車で約30分。三重県立一志(いちし)病院は津市南西部の医療を支える。常勤医7人全員が総合診療医で、小児も含めて年齢や病気の種類を問わず、「何でも診る」と掲げている。

 「最近鼻をかむと血が出てくるようになってね」。2月中旬の朝、本来は月に1度の心臓の状態を調べるために外来にきた女性(83)は、心臓以外の気になる症状を訴え始めた。男性医師は「お薬もあるけど、この時期はうがいやマスクで鼻やのどを保湿するのがいいですよ」と答えた。

 一志病院では、繰り返し通院…

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