父を取締役にする動議、想定内だった大塚久美子社長

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 大塚家具の大塚久美子社長は、経営陣の刷新を決めた31日の株主総会後に記者団の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 ――経営責任についての株主からの意見はどうだったのか。

 「当然過去の業績が振るわないからこそ、どういう原因でどうしていくかという話になるが、質問自体は総じてこれからどう立て直すか、海外需要がどうなるか、といったところに関心が集まったと感じている」

 ――これからも会社を率いる決意を示したのか。

 「会社から提案した役員の選任議案は原案通り可決された。経営体制については大きなメンバーの入れ替わりがあるが、引き続き私を中心に経営していく」

 ――取締役が入れ替わることに厳しい意見が出たのでは。

 「取締役選任には様々な意見があり、(創業者で父の大塚勝久氏を選任する)動議もあった。だが、とにかく会社の業績を上げていくことが先決という説明は理解されたと思っている」

 ――動議が出されるのは想定内だったのか。

 「そう。株主総会の動議としては割とスタンダードというか、通常想定されるものなので、粛々と会社の立場、考えを説明して採決に移るという形をとった」

 ――勝久氏との和解に関する意見も出たのか。

 「賛否両方。大塚家具は大塚…

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