希少種のサル5匹、布袋に入れ…密輸未遂容疑 タイから

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福田祥史
【動画】スーツケースから発見されたスンダスローロリス=東京税関成田税関支署提供(音声はありません)
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 希少種のサル5匹をタイから密輸入しようとしたとして、東京税関成田税関支署と千葉県警成田国際空港署は27日、水戸市吉田町、機器製造業遠藤秀則容疑者(71)ら男2人を関税法違反(無許可輸入未遂)容疑で7日に逮捕したと発表した。千葉地検は27日、同法違反の罪で遠藤容疑者を起訴し、もう1人の男性(60)については不起訴処分とした。同地検は不起訴の理由を明らかにしていない。

 発表によると、2人は共謀して昨年4月16日、ワシントン条約で商取引が禁止されている「スンダスローロリス」4匹と取引が規制されている「ピグミーマーモセット」1匹を、成田空港着の航空機で不法に持ち込もうとした疑いがある。

 サルは生後1カ月未満の体長10センチほどで、1匹ずつ布製の袋に入れ、遠藤容疑者が持つスーツケースの中に隠されていた。荷物を検査した税関職員が発見したが、発見時にスンダスローロリスとピグミーマーモセット各1匹は死んでいた。その後さらにスローロリス1匹が死んだという。

 遠藤容疑者は「自分で飼うた…

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