少女漫画のイメージ覆す衝撃作「さよならミニスカート」(牧野あおい)

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松尾慈子
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漫画偏愛主義

 最初の私の感想は「『りぼん』なのに・・・!」だった。主人公のはくセリフがこんなに衝撃的な作品が、あの王道少女漫画誌「りぼん」に載っているなんて! いや、だからこそ、りぼん編集部はこれを載せているのだな。「りぼん=少女だけが読む雑誌」のイメージを脱するために。

 「私は男に媚(こ)び売るようなバカな女じゃない」「私は女なんかじゃない」。主人公が自らの女性性を否定する言葉が次々出てくる。そして極め付きは、心を動かされている男の子について「どうしてこの人男なんだろ 男じゃなかったらよかったのに・・・」。

 マジですか。自分が愛する男…

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