捨て猫のチビ、初詣客お出迎え いまや神社の看板猫
笠原雅俊
【動画】「おまいりありがとう」などの札を首にかけて参拝客を迎えるネコのチビ=笠原雅俊撮影
新年の初詣客を看板娘の「チビ」が出迎える。「土佐の小京都」と呼ばれる高知県四万十市の一條神社で、首に「あけましておめでとう チビ」と書かれた札をつけたネコがいる。
チビは約10年前の夏祭りの日、神社近くのスーパーの前に段ボールに入れられて捨てられていた。メス、推定10歳。同神社の川村公彦宮司(64)が、参道の車の下でニャーニャーと泣く子猫に気づいた。生まれたばかりの赤ちゃんだった。
川村さんは「車にひかれたらかわいそうだ」と社務所に連れてきた。「引き取り先を見つけよう」と探したが、なかなかもらい手がいない。そのうち、情も移り神社で飼うようになった。
体が小さいから「チビ」と名…
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