とっくり注ぎ口「マナー違反」? 陶芸家が反撃の一品

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宮野拓也
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 とっくりの注ぎ口から酒を注ぐのはマナー違反――。ネットでのそんな指摘に反発した福岡県岡垣町陶芸家が、注ぎ口からしか注げない特殊なとっくりを考案し、21日から販売を始めた。ネットでは1時間で完売し、追加製作に取り組んでいる。

 注ぎ口を使うのはマナーとして適さない、とする理由は諸説あるようだ。

記事後半では、実際に椿徳利でお酒をそそぐ動画も紹介します

 注ぎ口は、とっくりの円い縁に切れ目を入れて作られており、相手と縁を切る、という意味にも取れるから。注ぎ口のようなとがった場所は「角が立つ」を連想するから。昔の武将が注ぎ口に毒を塗られるのを警戒し、避けたため……。ネットでは、そんな説が紹介されている。

 今月1日、ツイッターでマナー違反の指摘を見た岡垣町にある椿窯(つばきがま)の陶芸家、川原直樹さん(25)は「作り手は使い勝手を考えて作っているのに」と一念発起。その日のうちに、新型のとっくりを考案した。

 3方向に注ぎ口があり、注ぎ…

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