長野)善光寺仁王門の「隠れ」2像に光

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大野択生
【動画】善光寺仁王門の北側にある2体の仏像がライトアップされた=田中奏子撮影
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 善光寺長野市)の仁王門北側にある「三宝荒神像(さんぽうこうじんぞう)」と「三面大黒天像(さんめんだいこくてんぞう)」が今月から明かりに照らされ、存在感を示している。門の前面にある仁王像と比べ、裏に隠れて目立たないことから、寺事務局が「ライトアップ」を企画した。門の再建は今年、像の造立は来年でそれぞれ100年になる。

 寺事務局によると、両像を制作したのは、日本の近代彫刻の第一人者である高村光雲(1852~1934)と米原雲海(1869~1925)。いずれも高さ2メートルほどの木製の像で、仁王像とともに1919(大正8)年9月ごろ作られたという。三宝荒神は火よけを、三面大黒天は家内安全をそれぞれ願う神とされている。

 仁王像と背中合わせの北側に安置されているうえ、門の格子の奥にあるため昼間でも暗くて見えづらく、「存在に気づかない方が大勢いた」(寺事務局)という。そこで、LED照明を設置してライトアップ。「訪れた方に二つの像をよく見て欲しい」(同)という。午前6時から昼間も含め午後8時まで点灯している。

 今月初め、仁王門の周りでは…

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