ボーイ・ミーツ・ガール@海の中学生日記「いそあそび」(佐藤宏海)

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松尾慈子
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漫画偏愛主義

 やや時期はずれのご紹介とも思われそうな本作「いそあそび」。冬になろうというのに海遊び漫画。だが海は慈悲深く、冬も夏も、その恵みを与えてくれる、だから今でいいのだ。

 コンビニもゲームセンターもファミリーレストランもない。海と山に挟まれた田舎町で暮らす中学2年生・六郎。行き倒れていた少女・セトに出会い、大企業の社長だった父親が失脚したために一人暮らしを余儀なくされているとの境遇を聞き、六郎は持ち前の磯の知識でセトの食生活を助ける。まさしく、ボーイ・ミーツ・ガール at the beach。

 「『借り』を作りたくない」…

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