ヒラメちゃんに会いたくて(小原篤のアニマゲ丼)

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 「テツの役は藤田まことさんとキミが最後の候補に残った、と会社の人に言われてね。大きな仕事ですよ。どう考えても藤田まことに勝てるワケがないと思ってたら、『キミに決まったんや!』『ええっ?!』。もう大騒ぎ。チエ役の中山千夏さんと東京のホテルで発表会見しましたよ」

 「あの人、天才少女でしょ? アフレコのときトーストくわえて画面見て、自分の番が来たらパパッとしゃべって一発で『はいオッケー!』。僕は『もう1回いきましょう』『もう1回いきましょう』と15回くらい言われてだんだん腹が立ってきた。千夏さんに『こんなカンタンなのがなんででけへんねん』て言われてクビ絞めたろか!と思いました」

 いやー、チエとテツそのまんまですね。京都国際映画祭で14日、「高畑勲監督追悼企画『じゃりン子チエ』(テレビアニメシリーズ)」という特集上映があり、テツ役の西川のりおさん、幼なじみのミツル役の上方よしおさん、当時テレコム・アニメーション・フィルムで制作に携わった竹内孝次さんらが舞台あいさつをしました。聞き手はアニメ評論家の藤津亮太さん。

 浪速の元気な小学生チエが…

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