埼玉)大宮と浦和のOB戦 「さいたまダービー」熱く
笠原真
サッカーJ2大宮アルディージャがクラブ創立20周年を記念する、ライバルのJ1浦和レッズとのOB戦が24日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮であった。今季は別カテゴリーで戦う両クラブだが、OBらは熱いプレーで「さいたまダービー」を盛り上げた。
大宮から参加したのは、現役時代に浦和戦で得点を決めた桜井直人さんや、クラブアンバサダーを務める塚本泰史さんら。浦和からも元日本代表の岡野雅行さんらが参加した。
試合は大宮が先制したが追いつかれ、前半は1―1。試合終了間際に、大宮OBの川辺隆弥さんが左からのクロスに右足で合わせ、決勝点を決めた。
大宮の下部組織に所属している、さいたま市の木寺優直(すなお)君(10)は「最後に点を決めて勝ってうれしい」と喜び、母の美奈さん(46)は「今度はJ1でさいたまダービーが見たい」と話した。
大宮のOB会長で、この日はMFとして出場した斉藤雅人さんは「クラブはまだ20歳を迎えたばかり。今後もサポーターの声援を力にして、成長できるクラブにしていきたい」と話した。(笠原真)