高知)競走馬たち第二の人生支援 土佐清水市の牧場

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笠原雅俊
【動画】馬たちの安住の地・あしずりダディー牧場=笠原雅俊撮影
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 秋の日差しを浴びてサラブレッドがのんびりと歩いている。土佐清水市三崎の「あしずりダディー牧場」。競馬の世界や乗馬クラブで、人間のために走り続けてきた馬の安住の地だ。

 NPO法人あしずりダディー牧場命の会代表の宮崎栄美さん(59)が7年前に開いた。引退した競走馬の多くは殺処分される。その現実の中で「余生を静かに過ごしてほしい」と願う馬主らが愛馬を預けにくる。

 宮崎さんは50代になって地元の幡多農業高校の馬術部で、乗馬や馬の飼い方を教わるようになった。そこでダディー(オス)と出会った。ダディーと一緒に乗馬を楽しんだ。だが、2010年9月、馬術部の練習中に、後ろ脚から崩れるように倒れて急死した。熱中症だった。

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 ショックを受けた宮崎さんは…

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