宮崎)初の女性戦闘機パイロット 人材確保へ制限撤廃

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菊地洋行 古城博隆
【動画】航空自衛隊初の女性戦闘機パイロット=菊地洋行撮影
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 航空自衛隊に初の女性戦闘機パイロットが24日、誕生した。新田原(にゅうたばる)基地(新富町)の第5航空団に配属され、F15戦闘機に乗り、資格取得訓練を経て外国軍機による領空侵犯に対処する任務に就く。防衛省は、少子化などで自衛官を志望する若者が減るなか、性別による配置制限を見直し、女性の採用を増やしていく方針だ。

 「小さい頃からの夢だった。早く任務に就けるようになりたい」。松島美紗2等空尉(26)は23日、新田原基地であった戦闘機操縦課程の修了式で男性隊員5人とともに修了証を受け取った後、報道陣の取材に答えた。

 松島2尉は横浜市出身。子どもの頃、米軍パイロットの青春群像を描いた映画「トップガン」を見て、「大きく動く航空機で自由に空を飛べるようになりたい」と、この仕事に憧れた。防衛大学校を卒業後、自衛官に任官。当時は、女性は戦闘機パイロットになれなかったため、輸送機操縦の過程に進もうとしていたが、15年11月、防衛省が戦闘機操縦を女性に開放したことを知り、夢だった戦闘機乗りの道へ踏み出した。

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 松島2尉ら隊員6人の戦闘機…

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