議場で授乳、議会内に家族室…政治と子育て、NZの場合

有料記事

ウェリントン=小暮哲夫
【動画】ニュージーランド議会で授乳したウィロウジーン・プライム議員。2児の母親でもある=ステファニー・ニューマン撮影
[PR]

 アーダーン首相の出産・産休が注目されたニュージーランド。1893年に世界で初めて女性参政権が認められた国は現在、国会議員の4割を女性が占める。彼女らの活動が支えられる仕組みを現地で見た。(ウェリントン=小暮哲夫

 昨年11月8日、総選挙後に招集された国会の本会議場で、新人議員が赤ちゃんに授乳していた。与党労働党のウィロージーン・プライム議員(35)と生後3カ月の次女ヒーニちゃんだ。

 1983年に女性議員が授乳のため個室を使うことが許され、2002年には女性議員が議場で授乳したことがあった。ただ、規則で「議場で授乳も可」と明文化したのは昨年7月。プライム議員がその後の第1号だ。テレビ中継される本会議で、さすがに「神経質になり、どきどきした」。

 典型的な1日を振り返っても…

この記事は有料記事です。残り1709文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら