信頼回復叫ぶ石破氏、改憲掲げる首相 自民総裁選の構図

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岩尾真宏 小野甲太郎
【動画】石破茂氏が自民党総裁選立候補表明=飯塚晋一撮影
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 9月の自民党総裁選に、石破茂・元幹事長が名乗りを上げた。党内各派閥が安倍晋三首相支持に雪崩を打つなか、首相の政治手法を批判し、「政治への信頼を取り戻す」と訴える。一方、3選を目指す首相は憲法改正を争点に据え、改憲機運の高まりを期待する。

キャッチフレーズは「正直、公正、石破茂」

 「正直、公正、石破茂」。国会内で開かれた石破氏の記者会見場には、そんな総裁選のキャッチフレーズが並んだ。「私は本日、総裁選に立候補する決意を致しました」。会見冒頭、緊張した表情で約10分間にわたって語ったのは、「政治への信頼の回復」だ。

 念頭にあるのが、安倍政権を揺さぶる森友・加計学園問題。朝日新聞社が4、5両日に実施した全国世論調査(電話)では、この問題で首相が国会で「説明責任を果たしていない」との回答は77%に達し、自民支持層でも63%に上った。

 石破氏はこうした世論を背に、政治と行政の信頼を回復させる「100日プラン」を公約。省庁の幹部人事を官邸が一元管理する内閣人事局の見直しや国会の公正な運営、国民目線に立った行政改革の必要性を矢継ぎ早に訴えた。

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 2001年に就任した小泉純…

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