岩手)「幻の魚」ホシガレイ、稚魚放流 事業化へ実験

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大久保泰
【動画】「幻のホシガレイ」の稚魚を小学生が放流=大久保泰撮影
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 「幻の魚」と言われ、料亭などで人気の高い「ホシガレイ」の稚魚が18日、岩手県宮古市の宮古湾に放流された。稚魚の大量飼育が成功したことに伴い、水揚げまでの事業化に向けた初の実証実験だ。関係者は「被災地東北の漁業復興の柱に」と期待する。

 宮古市赤前の浜で、赤前小学校の児童25人や漁業関係者らが、9センチほどに育った稚魚5千匹を放流。「大きくなってね」と声をかけて見送った。

 ホシガレイは大型のカレイ類で、刺し身にすると食味が非常に良く、1キロ当たり5千~3万円で取引される高級魚。しかし、成育場として重要な藻場・干潟域が埋め立てなどによって失われ全国的に資源が減少し、「幻の魚」とも言われるようになった。

 種苗生産に取り組んできた東…

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