神様がたたきつけて踏んづけた(小原篤のアニマゲ丼)

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 「神様を恐れぬことを思い切って言わせていただきますと、手塚治虫先生はどんなに売れっ子になっても若い作家の作品を読んで嫉妬することがあったとお聞きしたので、天国の手塚先生に僕のマンガを読んでもらって少しだけでも嫉妬していただけたらうれしいなと思います」

 お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さんが「大家さんと僕」(新潮社)で第22回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)短編賞を受賞し、7日の贈呈式のスピーチでこんなことをおっしゃいました。

 今年の最終選考会は、私の立ち会った中では過去に例がないほどスムーズに進みまして、矢部さんが大家のおばあさんとの日常をユーモラスに描いた「大家さんと僕」に対する評価も、大変高いものでした。選考委員のお一人であるマンガ家の里中満智子さんは贈呈式での「選考経過報告」の中で、最大級の賛辞を送りました。

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