藤井聡太、七段として初の公式戦で勝利 棋王戦予選

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佐藤圭司
【動画】将棋の藤井聡太七段が七段として初の公式戦で勝利。その後、関西囲碁将棋記者クラブ特別賞の表彰状を受け取って笑顔=佐藤圭司撮影
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 史上最年少で七段昇段を果たした将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(15)が1日、大阪市福島区関西将棋会館で行われた第44期棋王戦(共同通信社主催)予選で中村亮介六段(32)に95手で勝った。七段として初めての公式戦を勝ち星で飾った。これで昨年に続いて、棋王戦の挑戦者決定トーナメント入りが決まった。その最初の対戦相手は、過去に敗れている菅井竜也(すがいたつや)王位(26)だ。

 対局は午前10時に始まり、午後7時2分に終局した。藤井七段は「途中は少し苦しくしたかと思い、その後は実戦的に指そうと思った。最後は自玉の堅さを生かして攻めきることができた。(次に)タイトルホルダーの菅井王位と対戦できるのはうれしく思います。過去1局は完敗。次は成長した部分を見せられたらと思います。前期より上を目指して頑張っていけたら」と話した。敗れた中村六段は「途中、結構いけるのかな?と思った場面もあったが……」と話した。

 この日は終局後、藤井七段に「第26回関西囲碁将棋記者クラブ特別賞」の表彰状が手渡された。藤井七段は「昨年度の成績がこうして評価されたのをうれしく思います。今年度は昨年度以上に成長したところをみせたい」と話した。

 日本将棋連盟によると、藤井…

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