政治的な五輪施設、タワマンが圧倒する意味 空から考察

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編集委員・大西若人
【動画】空から見る東京五輪の競技施設
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 東京五輪まで、2年とわずか。新設される競技施設はどこまでできているのか。1964年大会の施設は今、どんな姿なのか。そして巨大都市・東京の現在と未来は? 建築探偵として知られる建築史家で建築家の藤森照信・東京大名誉教授と朝日新聞社ヘリに乗り込み、空から「探偵」した。

 羽田空港を飛び立ち、まず向かったのは、64年五輪で女子バレーが金メダルを決めた、世田谷区の駒沢オリンピック公園。戦時下で“幻”となった「1940年五輪」の主会場になるはずだった場所でもある。

 が、離陸してすぐに目に入ってきたのは林立する超高層ビル群だ。「東京タワーも埋もれている」と藤森さん。日本初の超高層ビル・霞が関ビルが誕生してから50年後の景色だ。

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 住宅地と緑に抱かれた駒沢の…

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