成田緑夢「ハッピー」 夏・冬五輪の夢暗転、再起のパラ

有料記事

波戸健一
[PR]

 スノーボード成田緑夢(ぐりむ、24)=近畿医療専門学校=が12日、スノーボードクロスの男子下肢障害で銅メダルをつかんだ。19歳で左足に障害を負ってから夢に描いたパラリンピックの初舞台。セレモニーでボードを高らかに掲げ、「ハッピーです」と満面の笑みを見せた。

 ダイナミックな滑りで、起伏やジャンプ台を次々と越えた。「雪上のモトクロス」と呼ばれるスノーボードクロス。準決勝で敗れたが、3位決定戦ではソチ大会で金のストロング(米国)と、互いの板と板がぶつかりそうな熱戦を演じ、勝利した。

 兄と姉は2006年トリノ五輪にスノーボードで出場した成田童夢さん(32)と今井メロさん(30)。3きょうだいの末っ子で、兄や姉と幼い頃からゲレンデに通った。父から英才教育を受ける兄姉と一緒に鍛えられ、童夢さんが「3人で一番のセンスだった」という緑夢の運動能力は磨かれた。

ここから続き

 高校でトランポリンの全国大…

この記事は有料記事です。残り338文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら